■わくわく作曲先生HOME > DTM、作曲、レコーディングの豆知識 > グルーブクオンタイズグルーブクオンタイズ難易度4★★★★☆___________ 今回は「グルーブクオンタイズ」について書いてみましょう。 今回の内容は少し難しいかもしれませんが、 参考にしてみてください。 「グルーブクオンタイズ」という言葉を聞いたことはないかもしれませんが、 これはDTMソフトの、便利な機能の一つです。 「グルーブクオンタイズ」の前に、「クオンタイズ」という機能を説明しておきますね。 DTMを使っている人は“なじみ”が深いと思いますが、 「クオンタイズ」とは、音のタイミングなどをそろえる機能です。 音符入力には、曲に合わせて鍵盤を演奏して入力する「リアルタイム入力」と、 マウスや鍵盤などで、音符を張り付けていく「ステップ入力」があります。 ステップ入力ならば、音符を張り付けていくので、 音符の位置がずれることはありません。 ですがリアルタイム入力では、実際に演奏しながら入力するので、 音符の位置(タイミング)が、微妙にズレることがあります。 このような時に、「クオンタイズ」という機能を使えば、 ピッタリの位置に修正してくれます。 ただ、「クオンタイズ」を使うと位置はピッタリになりますが、 ピッタリそろえることによって、人間らしさが無くなります。 つまり、“ノリ(=リズム感)”が硬くなってしまいます。 人間らしさを残すために、「クオンタイズ」を使わず、 うまく演奏できるまで、何度も演奏し直すことも多いですね。 ここで「グルーブクオンタイズ」が役に立ちます。 「クオンタイズ」が「拍などの固定されたタイミング」にピッタリ合わせるのに対して、 「グルーブクオンタイズ」は、「特定の“ノリ”」にピッタリ合わせます。 どういうことかというと、「ゆったりと跳ねた“ノリ”」「強く跳ねた“ノリ”」など、 特定の“ノリ”のテンプレートが、DTMソフトの中にいくつか用意されているので、 その“ノリ”にタイミングを合わせるということです。 たとえば、ステップ入力でまったく“ノリ”のないデータを入力(べた打ち)し、 そのデータに「グルーブクオンタイズ」をかけると、 指定した“ノリ”が再現できます。 また、リズムループのオーディオデータから“ノリ”を検出し、 テンプレートに加えるということも可能です。 市販されているリズムループを使っても、なんとなく“ノリ”が合わないと感じれば、 「グルーブクオンタイズ」を利用してみると良いですよ。 このように「グルーブクオンタイズ」は便利な機能です。 微妙な“ノリ”を扱うので、全ての曲に使えるというわけではありませんが、 うまくハマれば、強力なツールになりますよ。
→わくわく作曲先生「作曲87の法則」へ戻る | |||
よくある質問|作曲ノウハウ|コミュニティ Waimプロデュース 4th-signal MusicのTOPページ Copyright(C) 2003-2014 4th-signal Music All rights reserved このサイト内の音楽、画像、文章の無断使用はご遠慮下さい。 |