作曲理論を勉強する際、気を付けること

作曲理論を勉強する際、気を付けること


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今回は「作曲理論を勉強する際、気を付けること」について紹介します。


作曲を深く勉強している人や、

いろんな作曲本を読んだことがある人は分かると思いますが、

作曲理論には、武道で言う「流派」のようなものがあります。


つまり、作曲理論は1種類だけではないということです。


分かりやすい例を挙げると、

「クラシック音楽」の理論と、

「ポピュラー音楽(ポップス、ロック、ジャズなど)」の理論です。


「クラシック音楽」の理論で禁止されているテクニックが、

「ポピュラー音楽」では容認されていることが多いです。


容認というよりも、むしろ積極的に取り入れるように

勧めているものもありますね。

スムーズではないコード進行は、逆にロックっぽさを出します。

キレイとは言えないコードは、複雑な響きでジャズらしさを出します。


さらに細かく見ていくと、

ポップスやジャズの中だけでも「流派」は分かれます。


たとえば、key=Cのダイアトニックコードを考えてみましょう。

7度のコード「Bm7(-5)」を

ドミナントとして扱う「流派」もあれば、

サブドミナントとして扱う「流派」もあります。


スケールの例も挙げてみましょう。

「オルタードドリアン」というスケールを、

「スーパーロクリアン」と呼ぶ流派もあるし、

「ロクリアンナチュラル2」と呼ぶ流派もあります。


どれが正しくて、どれが間違っているということではありません。

どの作曲理論で学んでも、「作曲できる」という意味では、

武道の「流派」と同じですね。


ただ、ここで気を付けてほしいのは、

「混ぜると危険」ということです。

洗剤みたいですね(笑)


たくさんの本を読むことは大切なことですが、作曲の全体像を理解していないと、

「この本に書いてあることと、あの本に書いてあることが違う」という現象が起こり、

混乱する場合があります。

深い部分の理由を知らずに、表面的な判断をしてしまうということですね。


これを避けるには、「流派によって違いがある」ということを認識し、

使い分ける必要があります。


ただ、作曲を学び始めたばかりの人にとっては、

使い分けると言っても、難しいと思います。


そこで、オススメの対策としては、

自分が「この人だ」と思う著者を一人に絞り、

まずは、その著者が書いている本だけを深く勉強します。

こうすれば、混乱する可能性は無くなります。


あるいは、作曲を深く理解している先生に付いて、

作曲を学ぶということです。

(もちろん、僕でなくてもかまいません)


この時、「良い曲を書ける人」と「的確に教えられる人」は、

「必ずしも一致しない」ということにも気を付けてください。


良い曲を書けても、教えられるとは限りません。

「教える能力」は、また別のものですからね。

教えることを本職としている先生に教わりましょう。


以上のように、「流派によって違いがある」ということだけでも

知っておいてくださいね。


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