ムダな音の見分け方と対処法
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今回は、「ムダな音の見分け方と対処法」の一例を紹介しましょう。
ムダな音があると、曲がゴチャゴチャしますよね。
これを見つけ、対処するには、
いくつかのポイントがあります。
作曲面、アレンジ面、ミキシング面に分けて紹介します。
●作曲面
まずは、アヴォイドノートを避けましょう。
アヴォイドノートがあることで、
よくない響きになります。
アヴォイドノートは、短い時間ならば気にしなくていいのですが、
長い時間鳴らすのは、必ず避けましょう。
(短い音でも避けたほうが良い場合がありますが、
今回は、詳しい説明は省略します)
アヴォイドノートについては、こちらも参考にして下さい。→
アヴォイドノート
次に、スケール外の音です。
例えば「C-メジャースケール(ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ)」の曲では、
「ド#」を使うと、(転調などでない限り)スケール外の音になりますよね。
スケール外の音も、使うのは避けましょう。
転調した時にも、その転調に沿ったスケールを使う必要があります。
そうしないと、聞きづらい曲になりますからね。
(スケール外の音を使える場合もありますが、
今回は、詳しい説明は省略します)
これらは、アレンジにも当てはまります。
●アレンジ面
ジャンルにもよりますが、無くても良い音を詰め込むと、
聞きづらくなる場合があります。
こういう時は、各楽器の「音域」をずらしたり、「動き」を付けましょう。
たとえば、ギターとオルガンで、
全音符や二分音符のような「長い音符」を弾くとしましょう。
ギターかオルガンのどちらか1つだけでも、曲が成り立つならば、
どちらか1つを削除しても良いでしょう。
ですが、両方使いたい時がありますよね。
こういう時は、「オルガンを高音域、ギターを低音域」というように、
使う音域を分け、役割分担させるとバランスがよくなります。
「動き」を分けるのも効果的です。
たとえば、ギターかオルガンのどちらか1つは、
リズミカルに音を刻んでもいいでしょう。
ギターとオルガンの両方で、音を刻むのも“有り”ですが、
この場合も、全く同じ刻み方にするのではなく、
役割分担させたいですね。
「掛け合い」させるようなイメージで刻むのもいいでしょう。
ただこの時、「ギターとオルガンのリズムが噛み合っていない状態」は避けたいですね。
●ミキシング面
ミキシングする時には、「主役のパート」を聞きやすくするよう意識しましょう。
主旋律が主役なので、その他のパートは、
主旋律の邪魔をしないようにします。
たとえば、主旋律を邪魔しているパートのボリュームを下げたり、
周波数帯を少しずらすように調整するといいでしょう。
以上のような点を意識して、
「ムダな音」に対処してみてください(^◇^)ノ
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