半音上がる転調/メルマガ作曲講座「音楽理論編」

半音上がる転調


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今回は「半音上がる転調」について説明します。

今回も図を使わず説明します。


感づいている人も多いと思いますが、そろそろ基礎レベルを抜け出していますよね。

分からなくなったところは作曲87の法則バックナンバーを見ながら復習しましょう。


さて、それでは本題です。



今回は一番簡単な転調方法をご紹介します。

よく曲の後半部分で半音上がるパターンがありますよね。

これは前回紹介した

●一時的な転調
●本格的な転調

の「本格的な転調」にあたります。

この転調の作り方は、予想通り「全て半音上げるだけ」です。

「今回はこれでおしまい」と言うとすごく怒られそうなので(汗)

効果的な使い方を紹介しましょう。


さて、この半音上がりのように「あっ、転調した!!」と分かるような

急激な転調はどのような場面で使えば良いのでしょうか。

よく見られるのが、
●後半繰り返しになる場面で転調
●Aメロ、Bメロなどブロックごとに転調
●間奏だけ転調

など、単純な繰り返しの多い時や、型にはまった(次が予想できる)場面に使われることが多いです。

これはリスナーが「次もこう来るだろうな」と予想する流れを、良い意味で

裏切り、新鮮さを与える為だと思います。



ただし、この方法はヴォーカルや楽器のメロディーや音域を十分計算して使わないと

とてもギクシャクした曲になってしまいます。

みなさんもいろいろな曲を聞いて、転調部分を研究してみてはいかがですか?



次回は「転調その3」を紹介します。

この転調シリーズは紹介したいことがたくさんあるので、ちょっと長くなりそうです。



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