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♪waimの「秘密の作曲法」第6回 ------------------
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ここではwaim独自の作曲方法を紹介していきます。
最終的には4th-signalの作曲法の核となっている「オルタードテンション」の説明まで行こうと思います。
この理論は高度すぎるため載っている本はあまり見当たりません。
全て解説するまでには約1年間を予定しています。
最初の数ヶ月は基礎を固めていきましょう。
この講座はキーボードやギターで「なんとなくコードくらいは弾けるんだけどぉ〜」という方から、
現在すでに作曲をしている方を対象としています。
★今日のテーマは「アボイド・ノート(回避音)」です。
コードにはある程度自由にテンションを入れることができますが、使わない方がよい音(アボイドノート)があります。
この音は使い方によってはおもしろい効果が得られますが、コード内の他の構成音とうまく融合しない
(響かない)音なので、理由がない限り避けた方が無難です。
アボイド・ノートは簡単に言えば「半音でぶつかる音」です。
半音同士で隣り合う音を同時に弾くとすごく「きもちのわる〜い」響きになります。
ホラー系にはいいかもしれませんけどね(笑)
例を挙げながら図で説明していきましょう。
まずはココ↓から説明に使う図をダウンロードして下さい。
http://www4.plala.or.jp/ym-net/magazine/6th/figure6-1.html
ダウンロードした図を見ながら一緒に確認していきましょう。
たとえば「Cメジャー・コード」の構成音は「ド」「ミ」「ソ」ですよね(図6-1)。
この時に「ファ」を入れて弾いてみましょう。
…なんか気持ち悪いですよね。
これは「ミ」と「ファ」が半音でぶつかっているからなのです。
つまり、「Cメジャー・コード」では「ファ」はアボイドノートということになります。
同様に「Gメジャー・コード」の構成音は「ソ」「シ」「レ」ですよね(図6-2)。
この時に「ド」を入れて弾いてみましょう。
…やはり気持ち悪いですね。
ここでは「シ」と「ド」が半音でぶつかっているからなのです。
つまり、「Gメジャー・コード」では「ド」はアボイドノートということになります。
曲の構成上、どうしてもアボイドノートを使いたい場合はどうしましょうか。
大丈夫です。解決方法があります。
たとえば「Cメジャー・コード」で「ファ」を使いたい場合、「ミ」を弾かないようにするのです。
厳密に言えば「ド」「ファ」「ソ」の「Csus4」に変えてしまうのです(図6-3)。
同様に「Gメジャー・コード」で「ド」を使いたい場合、「シ」を弾かないようにするのです。
つまり「ソ」「ド」「レ」の「Gsus4」に変えてしまうのです(図6-4)。
もう少し例を挙げましょう。
「Eマイナー・コード」で「ド」を使いたい場合、「シ」と「ド」が半音でぶつかるのでアボイドノートに
なりますよね。
これも同様に「シ」を弾かないようにするのです。
構成音は「ミ」「ソ」「ド」となります。
この構成音はなんでしょう?(図6-5)
そうです。「Cメジャー・コード」ですよね。
左手で「ミ」を、右手で「Cメジャー・コード」を押さえる形になります。
これはコード表記では「ConE」または「C/E」と表します。
他のコードも同じです。
半音でぶつかる音に気を付けましょう。
参考までに言うと、「CM7」では「ド」はアボイドノートです(図6-6)。
「C」のコードなのに「ド」がアボイドノートなんて変な感じですよね。
でも「シ」と「ド」は半音でぶつかっているのです。
通常、コード構成音が4音以上の場合は、右手ではルート音をはずし、左手だけでルート音を弾きます
(図6-7)。
ややこしくて「頭がごちゃごちゃしてきたぞ〜!!」という人は、「半音のぶつかり合いは避ける」
とだけでも覚えておいて下さいね。
次回は、今回出てきた「ConE」や「C/E」などの分数コードについて解説します。
ではまた来週、おたのしみに〜 (^o^)/~~

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