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今回は「リハーモナイズ」について書いてみます。
リハーモナイズとは、簡単に言えば、
コード(和音)を付け直すことです。
同じメロディだとしても、コード進行によって、
曲の印象が変わりますよね。
転調やテンションの理論を取り入れたコードに付け直すことによって、
全く違った印象の曲に仕上げることができます。
リハーモナイズで大切なことは、
「スケール」と「コードとメロディの関係」です。
たとえば、メジャースケールの曲があるとします。
この曲のメロディを変更せず、
マイナースケールのコードを付けてみてください。
こうすれば、同じメロディなのに
暗い雰囲気になります。
これが、リハーモナイズの面白さです。
具体例を挙げてみましょう。
「ミーレード」というメロディにコード付けするとします。
メロディ1つに対し、1コード付けると仮定して、
メジャースケールで「FM7 - G7 - C」というコードを付けていたとします。
これだけ聞くと、明るい雰囲気ですよね。
では例えば、「ミーレード」というメロディに
マイナースケールのコード「FM7 - E7 - Am」を付けてみましょう。
いかがですか?
同じメロディなのに、暗い雰囲気になりましたよね。
このように、スケールを変えると
同じメロディでも、異なった印象になります。
そしてコードを付ける時は、
「コードとメロディの関係」も大切です。
簡単に言えば、メロディ音を含むコードを付けるということです。
(厳密には、ある一定区間内の、どのメロディを基準にするかも考える必要がありますが、
ここでの詳しい説明は省略します。)
先ほどの「ミーレード」というメロディならば、
「ミ」を含むコード「FM7」、
「レ」を含むコード「G7」、「E7」、
「ド」を含むコード「C」、「Am」、
という関係ですね。
ジャズの場合は、テンションコードを多く使いますが、
考え方は同じです。
「ミーレード」というメロディに合う「スケールとコード」を考えます。
ジャズの場合、いろんなスケール、いろんなコードを使うので、
選択肢がかなり多くなります。
1コードごとにスケールを変えることも可能です。
ジャズの場合は、作曲講座「わくわく作曲先生♪」の上級編で扱うくらい
難易度の高い話になるので、ここでの詳しい説明は省略しますが、
「スケールとコード」を意識して、
コードを付け変えるということがポイントです。
「スケール」と「コードとメロディの関係」さえ理解できていれば、
リハーモナイズも理解できるようになりますよ。
是非試してみてくださいね(^◇^)ノ
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