ジャンルの表現(テクノポップ編)

ミキシングの下準備


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今回は「ミキシングの下準備」について書いてみます。



現在は、DAWソフトでミキシングを行う人も多いと思います。

DAWソフトでミキシングをするためには、

歌や楽器演奏の音はもちろん、

外部音源(シンセ)で鳴らす音も、

オーディオデータとして、パソコンに取り込んで(レコーディングして)おきます。



その後、下準備として、

「無音部分の削除処理」をしておく必要があります。



無音部分を削除する理由は、主に以下の3つです。

【1】、音データの存在する部分が分かりやすくなる

【2】、パソコンへの負担軽減

【3】、不要なノイズの除去



まず【1】ですが、楽器演奏をパソコンへレコーディングすると、

1本のオーディオデータになります。

DAWソフトで見ると、1つのトラックに1本オーディオデータが有る状態ですね。



演奏していない、無音の部分を削除することで、

1本のオーディオデータが複数に分けられ、

「音が存在する部分」のオーディオデータだけが残ります。

こうすることで、音が存在している位置が分かりやすくなります。



次に【2】ですが、オーディオデータが存在すると、

その分、パソコンに負荷がかかります。



無音部分は不要なので、削除しておいたほうが、

パソコンへの負荷を軽減できます。

少ないトラック数ならば、あまり気にならないかもしれませんが、

トラック数が多くなるにつれ、負荷も増えていくので、

気を付けたほうが良いですね。



次に【3】ですが、ノイズ除去は、特に大切です。

生音を録音すると、小さなノイズが乗ります。

無音部分でも「サー」という小さなノイズが鳴っています。



いくら小さなノイズでも、複数チャンネルが重なれば大きなノイズになります。

ノイズは、仕上がりの音質にかかわってくるので

不要なノイズは削除しておきましょう。



無音部分の削除は、手間がかかってめんどくさいと思われるかもしれませんが、

DAWソフトには、「ストリップサイレンス」という便利な機能があります。

※ソフトによって名前は異なる場合があります。



この機能を使えば、無音部分を一括で削除できます。

どの程度の音量ならば削除するかという

細かい設定も可能です。



なお、「無音部分」と「音が存在する部分」の境目は、

音が不自然になる場合があります。

こういう時には、一般的に「クロスフェード」という処理をします。

(ほかにも方法はあります)



「クロスフェード」とは、

「無音部分」と「音が存在する部分」の境目を、

なめらかにする処理です。



音が徐々に大きくなっていく「フェードイン」や、

徐々に小さくなっていく「フェードアウト」という言葉を聞いたことがあるかもしませんが、

同じ仕組みです。



以上の下準備をしてから、ミキシングに取り掛かると、

編集作業しやすくなるし、

仕上がりの音質も良くなりますよ。



是非、参考にしてくださいね(^◇^)ノ


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