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電子ピアノとピアノ・キーボード・シンセサイザーの違いを徹底解説|初心者にもやさしく比較!

いろんな鍵盤楽器の違いや特徴

「電子ピアノって、キーボードと何が違うの?」
「シンセサイザーとステージピアノの違いは?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?

特に、これから鍵盤楽器を購入しようと考えている人は、
間違って、やりたいことに合っていない楽器を購入してしまうと後悔しますよね。

また、今持っている楽器を買取ってもらいたい人も
業者によって「電子ピアノは扱っているけど、ピアノはダメ」などがあるので、
楽器の区別を知っていないと、買取ってもらう時、
どの業者に持って行けばいいのか分からなくなると思います。

そこで今回は、混同しやすい鍵盤楽器の違いを整理して、
それぞれの楽器がどのような特徴を持ち、どんな人におすすめなのか
を紹介します。

目次

キーボードって何?広義と狭義、2つの意味をやさしく解説

「キーボード」という言葉は、実はとても広い意味を持っています。
広義では「鍵盤のある楽器」全般を指す言葉で、ピアノも電子ピアノもシンセサイザーも全部「キーボード楽器」に含まれます。

ですが、楽器店や一般的な会話では「キーボード」=「ポータブルキーボード」を指すことも多いです。
この記事では混乱を避けるため、
「キーボード」=「ポータブルキーボード(軽量で音色豊富な初心者向けの電子楽器)」
という意味で統一して説明します。

ピアノ・電子ピアノ・キーボードなどの違いを早わかり比較【一覧表つき】

スクロールできます
楽器名音の出し方鍵盤の数と質感音色数重さ・持ち運び主な用途有名な製品例
ピアノ弦をハンマーで叩いて鳴らす88鍵、重く本格的1種類非常に重い演奏会、音大受験などヤマハ U1、カワイ K300
電子ピアノデジタル音源、スピーカー内蔵88鍵、ピアノに近い重さ数種類やや重い自宅練習、初心者~中級者カシオ Privia PX-S1100、ヤマハ ARIUS YDP-145
キーボード(ポータブル)デジタル音源61~76鍵、軽め多数(100~数百)軽量、持ち運びやすい子どもの練習、趣味ヤマハ PSR-E373、カシオ CT-X700
シンセサイザー波形合成やサンプリング音源鍵数さまざま非常に多い(自作可)軽め音楽制作、ライブKORG KROSS 2、Roland JUNO-DS61
MIDIキーボード音は出ない(PCや音源が必要)鍵数さまざま音色なし軽量DTM、作曲用Roland A-49
ステージピアノ高品位な音源と鍵盤88鍵、ピアノに近い重さ中程度(30~100)中~重量級プロのライブ、スタジオRoland RD-2000、YAMAHA CP88

各鍵盤楽器の特徴と、どんな人におすすめかを詳しく紹介

ピアノ(アップライトピアノ・グランドピアノ)とは?

いわゆる「本物のピアノ」のことです。アコースティックピアノとも呼ばれます。
ピアノには、横型の「グランドピアノ」と縦型の「アップライトピアノ」があります。

グランドピアノはステージで演奏されたり、音楽室に置かれていることが多いです。
とても大きいので、グランドピアノを置くには十分な広さが必要です。

アップライトピアノ、主に自宅練習用です。
縦型なので、グランドピアノよりは省スペースで置くことが出来ます。

ピアノは、以下のような特徴があります
  • 本物の弦を叩いて音を出す完全なアコースティック楽器(電子機器が入っていない)
  • 鍵盤のタッチや響きが豊か
  • メンテナンスに定期的な調律が必要
ピアノはこんな人におすすめ
  • 本格的にピアノを習いたい/音大を目指す人
  • クラシック音楽に本気で取り組みたい人
  • 家に十分なスペースと防音環境がある人

電子ピアノとは?アコースティックピアノとの違いも

電子ピアノは、アコースティックピアノの音やタッチ感をできるだけ忠実に再現した電子楽器です。

88鍵のハンマーアクション鍵盤(鍵盤を押すと、“おもり”の重さで元に戻るしくみ)を搭載しており、
ペダルも付属している製品がほとんどです。
ピアノ練習したいけど、ピアノを買うのは敷居が高いと感じる人に重宝されています。

また、ピアノ音色だけでなく、オルガンやストリングスなど数種類の音色を使えるモデルもあります。

電子ピアノは、以下のような特徴があります
  • ピアノの音をデジタルで再現
  • 88鍵あり、タッチも本物に近い
  • ヘッドホン使用可で近所迷惑にならない
  • 鍵盤と台が一体になっている大型タイプと、台が取り外せる小型タイプがある
電子ピアノは、こんな人におすすめ
  • 初心者〜中級者のピアノ練習用
  • アコースティックピアノは置けないけど、しっかり練習したい人
  • 夜間にも気にせず弾きたい人(ただし集合住宅の場合、鍵盤を押したときの振動には注意)

キーボード(ポータブルキーボード)とは?

「キーボード」と言われて、良くイメージされるのがこの「ポータブルキーボード」です。
いろんな音色や自動伴奏機能、リズムパターンなどを内蔵しており、楽しみながら演奏できます。
鍵盤数は61~76鍵が多く、鍵盤のタッチも軽め(鍵盤を押すと、バネの力で元に戻ります)です。

キーボード(ポータブルキーボード)は、以下のような特徴があります
  • 軽量で持ち運びやすく、音色も豊富
  • タッチは軽めでピアノとはかなり異なる
  • 内蔵曲やリズム機能も豊富
キーボード(ポータブルキーボード)は、こんな人におすすめ
  • とにかく気軽に始めたい人
  • 子どもの遊びや、鍵盤初心者の練習用に最適
  • いろんな音色で鍵盤演奏をしたい人

シンセサイザーとは?

シンセサイザーは、「音を作る」ことに特化した電子楽器です。
エレクトロニックミュージックやバンドのキーボーディストが使うことが多く、
ピアノ以外の音(ストリングス・ベース・パッドなど)でも自在に合成できます。

なお、鍵盤の付いていないシンセサイザーも多いです。
音楽制作で純粋にシンセサイザーとして使いたい場合、
最近ではパソコン内にインストールして使う「ソフトシンセ」が主流です。

シンセサイザーは、以下のような特徴があります
  • 自分で音を作れる楽器
  • エレクトロ、ポップ、ロックなど幅広く対応
  • ライブ演奏や音楽制作に強い
シンセサイザーは、こんな人におすすめ
  • 自作の音で音楽を作りたい人
  • バンドやライブで使いたい人
  • 音楽制作を本格的にやりたい人

MIDIキーボードとは?パソコンで音楽制作したい人に最適

MIDIキーボードは、PCに接続してDAW(作曲ソフト)と連携し、
ソフトシンセを操作するための「入力装置」の役割
です。
基本的には「音を鳴らすための音源」を内蔵していない鍵盤なので、
MIDIキーボード単体では音が鳴りません(音源内蔵タイプもあります)

なお、電子ピアノやシンセサイザーでも、USB端子やMIDI端子などが付いている鍵盤楽器であれば、
PCに接続して、MIDIキーボードとしても使えます。

MIDIキーボードは、以下のような特徴があります
  • 基本的には音が出ない「コントローラー」的な存在
  • PCの音源やDAW(作曲ソフト)と連動させて使う
  • 非常に軽量で価格も安い
MIDIキーボードは、こんな人におすすめ
  • DTMや作曲に使いたい人
  • 鍵盤楽器の演奏や練習はあまり重視しない人
  • 省スペースで楽器を扱いたい人

ステージピアノとは?

ステージピアノは、電子ピアノの一種です。
電子ピアノなのですが、持ち運びしやすく、ライブや演奏現場向けに設計されているのが「ステージピアノ」です。
高品質なピアノ音色だけでなく、多くの音色と即座に切り替えが可能です。
また、スピーカーは内蔵されておらず、ケーブルを接続して外部から音を出します。

ステージピアノは、以下のような特徴があります
  • 電子ピアノですが、ライブステージ演奏用に設計されたもの
  • スピーカーは無し(ケーブルで外部に接続して音を出す)
  • エフェクトや音切り替えも多彩
ステージピアノは、こんな人におすすめ
  • ライブやスタジオで使うプロ・セミプロ
  • 本格的な鍵盤タッチと高音質を求める人
  • 持ち運びは必要だが品質も妥協したくない人

電子ピアノとよく間違えられる楽器との違いをわかりやすく比較

以上のように、鍵盤楽器にはいろんな分類が有るので、
「電子ピアノだと思っていたら(ポータブル)キーボードだった」のような間違いがよくあります。

そこで、ここでは特に混同されやすい楽器を比較してみます。

1、電子ピアノとピアノの違い

一番の違いは、ピアノは弦をハンマーでたたいて、ピアノ本体から音を出しますが、
電子ピアノはデジタル音を再生して音を出します

また、ピアノは調律が必要ですが、電子ピアノは調律不要です。
値段も、ピアノのほうがかなり高価です。

2、電子ピアノとキーボードの違い

電子ピアノは「ピアノのらしさ」を再現した楽器なので、ピアノに近い鍵盤タッチです。
”おもり”によって鍵盤が戻ります。
鍵盤数も88鍵盤あります。

キーボードはバネによって鍵盤が戻ります
鍵盤数はさまざまで、61鍵盤が多いです。

3、電子ピアノとステージピアノの違い

電子ピアノという分類の中に、ステージピアノが有ります。
どちらも88鍵のハンマーアクション鍵盤(鍵盤を押すと、“おもり”の重さで元に戻るしくみ)なので、ピアノタッチ(鍵盤を弾いた感触)はアコースティックピアノに近いです。

ですがステージピアノはライブ仕様です。
スピーカーがない代わりに、軽くて持ち運びしやすいです。

4,シンセサイザーとキーボードの違い

※冒頭で書いたように、「キーボード」という言葉は本来「鍵盤楽器全て」を指す言葉なので、
ここでのキーボードはポータブルキーボードとします。
そして、シンセサイザーは鍵盤付きのシンセサイザーとします。


どちらもたくさんの音色が使え、軽いタッチの鍵盤(鍵盤を押すと、バネで元に戻るしくみ)です。
一番の違いは、シンセサイザーは音作りができるという点です。
他にもエフェクト設定や、音楽制作のための様々な機能が搭載されています。
そのため、シンセサイザーはプロ仕様で、値段も高めです。

キーボードは、あらかじめたくさんの音色が内蔵されていますが、音作りはできません。
音の質も低めなので、価格も安いです。
そのため、子供の練習や初心者用です。

5、シンセサイザーとMIDIキーボードの違い

※ここでも、シンセサイザーは鍵盤付きのシンセサイザーとします。

シンセサイザーとMIDIキーボードの一番の違いは、
シンセサイザーは、単体で音を鳴らすことが出来る音源ですが、
MIDIキーボードは、DTMに音を入力するための入力装置(コントローラー)ということです。

なお、USBやMIDI端子など、PCと接続できるシンセサイザーも多いので、
シンセサイザーをMIDIキーボードとして使うことも出来ます。

まとめ|違いを知れば、自分にぴったりの鍵盤楽器が見つかる!

以上のように、鍵盤楽器にはいろんな種類が有ります。
それぞれの特徴を把握して、あなたの目的に合った楽器を選びましょう!

特に楽器購入時や売却時には、楽器の種類を区別して、
目的に合った店に足を運ぶこと(またはwebで見る)が大切です。

最後におまけとして、鍵盤楽器を買取ってもらう際に役立つノウハウを紹介しておきます。

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「出張買取」「楽器専門店」「査定」など、専門用語も出てきましたが、
用語の意味や、詳しい買取方法、おすすめ買取業者について、こちらの記事で詳しく紹介しているので、
ぜひ、このあと続けて読んでみてください。
 
【▼ピアノ以外の鍵盤楽器を買取ってもらうなら】
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※この記事は電子ピアノについて書いていますが、
 ピアノ以外の鍵盤であればすべて対応しています。

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