DTMでのギターボイシング(簡易版)

今回は「DTMでのギター」の続きです。

DTMへの打ち込みは、鍵盤やマウスで入力することが多いと思いますが、
鍵盤とギターとでは構造が異なりますよね。

キーボードは順番に一音ずつ並んでいるのに対して、
一般的なギターは6本の弦で並んでいます。

開放弦(弦を押さえていない状態)では、音の低い弦から
「ミ、ラ、レ、ソ、シ、ミ」と並んでいます。

そのためキーボードでは簡単に弾けるコードが弾けなかったり、
複数の弦を押さえたときに、音が重複することもあります。

このようにキーボードとギターでは構造が異なるため、
ギターを打ち込む時には、そのことを少し意識しましょう。

ではどうすればいいのでしょう?

細かく説明するとメルマガだけでは紹介しきれないので、
ここでは、簡単な方法を紹介します。


ギターのコード弾きを打ち込むならば
ドロップ2かドロップ3のボイシングがオススメです。

ドロップ2とは図のように、上から2音目を1オクターブ下げたボイシングです。

ドロップ3は3音目ですね。

こうすることにより、ギターのボイシングに近づけることができます。


ギターの弦は6本ありますが、6つ全部打ち込むと音がクドくなる場合もあるので
4和音くらいでも十分です。

これは曲調を考えて判断してください。

ただ、これだけでは弦らしくないので、「ジャラ~ン」という感じを出すために
微妙に音が鳴るタイミングをずらすように打ち込みましょう。

ダウンストロークでは「低→高」、アップストロークでは「高→低」にした方が
よりリアルになります。

試してみてくださいね。

ちなみにギターとベースの楽譜は
実音より1オクターブ高く記載されているので注意して下さい。

打ち込むときには1オクターブ下げましょう。
(あらかじめ、1オクターブ低く鳴る設定がされているシンセもあります)

次回も引き続き「DTMでのギター」をご紹介します。