ストリングスの打ち込み方(トレモロ)

前回は弦楽器に表情を付けるために「ビブラート」を紹介しましたが、
今回は「トレモロの打ち込み方」を紹介しましょう。

トレモロとは弦楽器を弾く「弓」を小刻みに速く動かして揺れを作る弾き方です。

シンセの音色にも「トレモロの音」が用意されています。

これを使えばよいのですが、「揺れる速度」や「音程のゆれ幅」を変えたい時は、
どうしたらいいでしょうか?

一つのやり方としては、実際に「鍵盤を連打」ですよね(笑)

一音の連打はリアルタイム入力では難しいし、ステップ入力すると粒がそろいすぎます。

オススメの方法は、下図のように「ド」「シ」2音に分けて弾き、
後で「ド」一音に合成する方法です。

2音だと、1音連打よりも簡単に弾けます。
ただ音符の長さを微調整する必要はありますけどね。

「ゆれ幅」を変えたいときは、合成する必要はありませんね。

トレモロとは話が反れますが、バイオリンなどを打ち込んだときに
バイオリンらしい音が出ますか?

良い音源(シンセ)があればそれらしい音もでますが、
音源によっては出ないものも多いでしょう。

そんな時はバイオリンとストリングス(GM49,50番の音色)を重ねて
同じ旋律を弾かせてみましょう。

バイオリンの音が出るとは言いませんが、ハーモニーにとけ込む良い感じの音になるでしょう。
バイオリンとストリングスの音量バランスを取りながら試してみてください。

次回は「DTMでのブラス」をご紹介します。